うつ病と闘うブログ

重度うつ病との闘病ブログ

アルツハイマー型認知症の父の介護 入院までの日々 誤嚥性肺炎

皆様お疲れ様です。昨日は初夏の陽気だったのが一変して、冬のような気温に逆戻り。こんな季節は健常者でも、大きく体調を崩す方も多いかと思います。寒暖の差が激しいと体に負担がのしかかり、知らないうちに具合が悪くなったりします。

そして、この時季に多いのが誤嚥性肺炎らしくて、体力が落ちていると重症化しやすく厄介な病気と聞きました。誤嚥は外からの飲食物だけとは言えず、自分の唾液でも誤嚥して肺炎に至るようです。

さて、前振りが長くなったけど、私の父親も誤嚥性肺炎にかかりER送りになった過去があった。ERと言うと今ではドラマなどで取り上げられたこともあり、知名度も上がっているけど、実際はあんなことは無いと言い切れる。まさにドラマだ。父親の場合、救急車の手配が追いつかず、先に消防車で救急救命士が来た。淀みなく洗練された手さばきで、命のバトンをつなげていく、一切の無駄が無い。曰く「分かりますか」 「手を握って」 「名前は」 反応を見ながら他の隊員は命の炎を消せないよう懸命に処置を続ける。「レベル300」 「反射あり」 間違いなく死に瀕している状態だ。やがて救急車が到着する、手早く申し送りをすると一秒も無駄にしないよう救急隊が一丸となって搬送する。まるでシナリオ通りの訓練のようだ。。。 

ERでは、一名の患者に何人もの医師や看護師そしてスタッフが取り囲む、まさに戦場のような修羅場とかす。父親はそんな献身的な努力の甲斐あって、大事に至らず数日の入院ですんだ。 

しかし、表立った病気である誤嚥性肺炎にばかり目がいってしまい、主だった病気であるアルツハイマー認知症を忘れて、後手後手に回ってしまったのが事実だった。これが後の認知症専門病院に入院することに多大な影響を受けることになるとは、夢にも思わなかった。。。。