うつ病と闘うブログ

重度うつ病との闘病ブログ

アルツハイマー型認知症の父の介護 入院までの日々

皆様お疲れ様です、今回も、アルツハイマー認知症になってしまった父親について書きたいと思います。認知症専門病院に入院するまで、何日かを自宅で養生しなくてはならなかったけど、この時はすでに自宅療養のはんちゅうを超え、設備とスタッフが整っている病院でなければ面倒をみることは厳しい状態でした。しかし、短期とはいえ知識と経験もない素人ではオムツの交換もままならず、本当に手を焼きました。一番困ったのが下の世話で、本人はこんなことをされるのが嫌だったらしくオムツを交換してもすぐに脱いでしまうことで、何度言って聞かせても上の空な返事が反って来るだけで、最後まで理解してもらえませんでした。それだけならまだマシなくらいで、一番恐れていたことが現実に起きてしまいました。それは、深夜の徘徊と夜間せん妄です。日中は割りと大人しく寝て過ごすけど、日が暮れてくるとざわざわし始め、大声を出し物を投げたり傘を振り回したりなどして暴れ始める。何度も制止するけどとても老人とは思えないパワーで向かってくる、正直身の危険を感じるくらいの暴れ方だ。一体どこにそんなパワーがあるのか不思議になる。結局力で勝る私が止めることができるけど、そんなことが毎晩起こるのでこっちはたまったものではない、いつ始まるかは全く予測ができないので一晩中ピリピリしていかねばならず、それだけで疲れ果ててしまう。なんとかなだめすかして寝かしつけても、今度は深夜の徘徊が始まる。ある晩玄関でバタバタ音がするので見に行くと、父親が靴を履こうと悪戦苦闘していて、靴紐がこんがらがって上手く履けずにバタバタしていた。今回は靴が履けなくて外に行けなかったけど、靴を履くという概念がなくなったら。。。ゾッとします。